『学校に行きたいけど、どうしても行けない。』
『不登校で将来が不安で。。』
『学校に行けない自分が情けない、嫌いでイヤになる』
不登校で悩む人は多くいます。
実際私の高校でも不登校の生徒が多くいて、実際関わってみると、大きな不安と悩みを持ち、涙が止まらない生徒もいます。
日々の小さなストレスとプレッシャーが上手く消化できないまま、どんどん積み重なっていき、心の限界を超えた時に学校に行けなくなります。
すると、朝起きられない、頭・お腹が痛い、めまい、自然と涙がでる、不安感など様々な症状として表れ、次第に心が弱くなっていくのです。
本記事はこんな人におすすめ
- 不登校で将来が不安な人
- 学校に行きたいけど、行けない状況で悩んでいる人
- 不登校のため自分に自信が持てない人

多くの生徒と関わる中で私が学んだことをアドバイスとしてお伝えします。少しでもお役に立てればと思い、この文章を書いています。是非最後までお付き合いください。
学校に行けないからって人生諦めないで。学校が人生のすべてじゃないんだから。
現役私立高校教師として数十人の不登校に悩む生徒と接した私が言えること。
それは、
ポイント
『不登校だからといって、自分を嫌いになったり、人生を諦めたりしないでほしい』
です。
学校にいるときは、学校が社会のすべてのように思ってしまうと思います。
でも学校は人生のすべてではありません。
そして学校で人生がすべて決まるわけでもありません。
だから学校に行けないからといって、人生が終わってしまうわけでは絶対ありません。
どうか学校に行けない自分を責めないでください。自分を嫌いにならないでください。
注意ポイント
学校が人生のすべてではない。学校で人生が決まるわけではない。
無理して学校に復帰する必要はない
学校が人生のすべてではありません。
だから辛い気持ちを押し殺して学校に復帰する必要ありません。
学校に復帰するのは、『学校に行きたい』と心と身体が本当に思った時です。
もし学校に行こうとした場合、お腹が痛くなる、頭が痛くなるなどの症状が出るときは、無理していかないでください。
平日に学校の事を考えると症状が出るが、休日などになると症状は軽くなる場合もあると思います。
しかしそれは、休日は平日と違って、「学校に行かなくてもいいから」です。
注意ポイント
学校に復帰するのは、心と身体が『行きたいと思ったとき』
学校に復帰する場合、時間がかかってもいい
もしあなたが今の学校に復帰したいと考えているなら、時間をかけてください。
決して焦らず、無理せずゆっくり休んでください。
無理して頑張り続けると、余計に学校に行けなくなっていきます。
すると「学校に行けない自分はダメな人間だ。価値がない」と感じてしまうようになってしまうかもしれません。
だからこそ時間をかけて、復帰できると確信できるまでゆっくり休んでください。
不登校は甘えでは決してない。
『学校に行かないのは精神的に弱いからだ』
結論から言うと、これは大きな間違いです。
精神的に弱いからではなく、精神的に限界まで頑張りすぎたから不登校になってしまうのです。
不登校に精神力は関係ありません。
つまり不登校は甘えでは決してありません。
注意ポイント
不登校は精神的な弱さでも、甘えでもない。
不登校で辛くなる理由は?
学校に行けないことが辛いというより、それによる影響が原因で辛くなることが多いように思います。
不登校で辛くなる理由
『勉強の遅れに対する不安』
『進路・進学に対する不安』
『みんなができていることができない、自分のことが嫌で仕方ない』
家にずっといると誰にも悩みを相談できません。
一人でいると、いろいろ余計なことを考えてしまい、さらに辛くなってしまいます。
まずは誰かに話を聴いてもらうことも必要かも
一人で考えても、悩んでしまうことの方が多いように思います。
そんな時は、誰かに話を聴いてもらってください。
『聴いてもらっても解決しないではないか』
と考えるかもしれません。
確かに解決しないかもしれません。ただ解決しなくていいんです。
なぜなら聴いてもらって安心するときもあると思うからです。
注意ポイント
解決しなくてもいい。
ただ話を聴いてもらえるだけで、楽になることもある。
相談窓口を利用しよう
厚生労働省が紹介している窓口がありますので、話を聴いてもらいましょう。
こころの相談の窓口について|困ったときの相談先|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
どの相談窓口でもいいので、まずは話を聴いてもらい、心を整えましょう。
不登校で悩んでいる人にやってほしいこと
相談を聴いてもらいながら、やってほしいことがあります。
以下の通りです。
- とにかくしっかりと休む
- 生活リズムを整える
- エネルギーが充電されるのを待つ
- 家にいて退屈になってきたら、外に出てみる
将来のことは置いておいて、とにかくしっかりと休んで心を整える
最初はとにかくしっかり休んでください。
昼夜逆転しても構いません。ずっと寝ていてもいいです。
とにかくしっかり休んでください。
しっかり休んでいると、徐々にではありますが、前向きになってきます。
将来のことや今後のことを考えられるようになったときは、心が整った合図です。
注意ポイント
とにかくしっかり休んで、心が整うのを待つ。
生活リズムを整えて、身体を整える
心が整った後は、生活リズムを整えましょう。
朝しっかり起きて、ご飯を食べ、夜に寝ましょう。
生活リズムが安定してくれば、徐々に身体にもエネルギーが貯まっていきます。
注意ポイント
心が整ったら、生活リズムを整えて身体も整える。
エネルギーが充電されるのを待つ
心と身体を整えていると、徐々にエネルギーが貯まっていきます。
しかしここで焦ってはいけません。
スマートフォンで言うところの充電が100%になるまでじっくり待ちましょう。
まだ20%の充電で元の生活に戻ろうとすると、すぐに充電切れになってしまいます。
焦らずエネルギーが充電されるのを待ちましょう。
注意ポイント
充電が貯まるのを、焦らずじっくり待つ。
家にいて退屈になってきたら、外に出てみる
エネルギーが100%に近づくと、家にいて退屈になってきます。
そうなったら家の外に出てみましょう。
最初は軽い散歩から始め、友達と会う、外食に行く、など徐々に活動的にしていきましょう。
注意ポイント
家が退屈になってから、外出してみる。
無理して動かない。自分の気持ちに正直に。
ここまでくれば『学校に行けるかも』と考えられるようになりますが、
焦りは禁物です。
まずは放課後のみちょっと顔を出す程度にしましょう。
最初からもとに戻そうとして、毎日行くことは避けましょう。徐々に学校に慣れていけるように意識してください。
そして、少しでも辛くなったら、積極的に休んでください。
休むことは悪いことではありません。3歩進んで2歩下がりながらでも、1歩ずつ進んでいけばOKという気持ちでじっくりいきましょう。
注意ポイント
行けそうになっても、最初から全力でいかない。
まずは顔を出してみるところから。

今の学校に戻りたくない、戻れないあなたへ
『やっぱり学校に戻れない』
このように思った場合は、それはそれでOKです。
無理に戻ろうとする必要はありません。
なぜなら他にも学校は多くあるからです。
学校は変えることはできますが、あなたの人生を変えることはできません。
学校を変えて人生が良くなるのであればそれで問題ありません。
注意ポイント
学校を変えてみることも検討してみる。
全日制の高校に通う必要はない
そもそも毎日学校に行く、『全日制の高校』に通わなければいけないわけではありません。
よく全日制の高校を『普通』の学校と言う人もいますが、
そういった考えは精神的に追い込むことになるので改めましょう。
高校には、①全日制、②定時制、③通信制の3つ
全日制の高校は、平日毎日通学して、朝から夕方まで授業がある高校です。
定時性の高校は、全日制の高校とは違う時間帯で授業を行う高校です。
そして通信制の高校は、郵送やパソコンの通信を通して単位を修得していく高校で、登校回数が全日制と定時制と異なります。
定時制、通信制の高校だって卒業してしまえば、同じ『高校卒業』
定時制、通信制を卒業したとしても、全日制と同じ『高校卒業』という資格は変わりません。
ですので無理して、全日制の高校に通い続ける必要もありませんし、無理して毎日学校に行く必要はありません。
それよりも、あなたの心を大事にしてください。
「普通」「当たり前」なんて、考えなくていい
高校には3つの種類があり、どの制度の高校を卒業しても同じ『高校卒業』の資格です。
だからこそ高校には、『普通』『当たり前』という言葉はふさわしくありません。
もし気になるという方は、
実際に個別相談サポートを利用してみましょう。
不登校サポートの【ティントル】
【ティントル】は不登校になってしまった方やその保護者を対象に、
オンラインサポートを行っている会社です。
スタッフも「教育心理カウンセラー」「不登校心理相談士」の資格を持ち、 専門的な知識を備えているのが特徴です。
またご家庭にサポートチームが付くことで、勉強に関する悩み相談や勉強以外の悩み相談などにも親身に対応し、家庭の不安に対するケアを行ってくれます。
⇑相談や無料体験も行っているので、まずは試しに体験してみましょう。
まとめ
今まで多くの不登校の生徒と関わってきて言えることは、
たとえ不登校になってもやり直せるということです。
なぜなら実際に関わった生徒も今や進学や就職して笑顔で生活しているからです。
だからこそきっとあなたも時間をかければ、人生をやり直すことができます。
不登校だからといって、自分を嫌いになったり、人生を諦めたりしないでほしいです。
人生はいつからでもやり直せます。やり直しましょう。