
今後日本は、少子高齢化が加速度的に進み、子どもの数が少なくなっていきます。
そういった状況の中で、教師も安泰な職業ではなくなってきます。
教師として、そして人材としての市場価値を高めなければ、今後ずっと働いていくことは厳しいでしょう。
ではなにをすればいいのか?
現役教師として私立高校に努めている私の経験上、教師もビジネススキルやITスキルが必要になってきています。
いずれこの能力を持っている人が教師としても重宝されるようになるでしょう。
そこで今回の記事は、その中で需要が増すであろう、「動画編集・動画作成」のスキルをご紹介します。
「動画編集・動画作成」ができるようになれば、他の教師と差別化することができ、確実に教育現場で重宝されるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。
GIGAスクール構想により、学校のICT化が加速し、動画の需要が高まっている


文部科学省が推進するGIGAスクール構想(簡単に言えば学校のICT導入の促進)により、学校のICT化が加速しています。
文部科学省は『令和5年度までに、全学年の児童生徒一人ひとりがそれぞれ端末を持ち、十分に活用できる環境の実現を目指す』としています。(参照:文部科学省. 『GIGA スクール構想の実現・リーフレット』)
つまり、これからの教育現場では、ノートと鉛筆を使って学習するのではなく、タブレットやパソコンなどの端末を使って学習するようになります。
教師のICTスキルの必要性が高まっている。
そういった背景から、教師のICTスキルの向上が叫ばれています。
さらにコロナウイルス感染拡大の転機から、オンライン授業が始まるなど、ICT化が加速度的に進んでいます。

動画を活用する教師が増え、動画の需要が増している
オンライン授業が広まりを見せる中、動画を使って学習内容を教えるスタイルの授業も見られるようになりました。
現在youtubeなどでも、英語や社会、国語などを教えているyoutuberが増えてきており、その動画を使った授業も見受けられるようになりました。
とはいえ、他人が作った動画は自分の授業に完全にフィットするかと言えば違います。
学校やクラスごと、習熟度や興味・関心も様々なので、それに合わせた動画ってなかなかありません。
そういった事情により、多くの教師が動画を作るようになってます。
ポイント
宿題や授業の中で動画を使って指導する場面が増えたが、ニーズに合った動画を探すのは難しい
動画作成のために必要なのは、動画編集スキル


動画は動画編集ソフトを使って作ることができます。
オススメな動画編集ソフトを紹介する前に、動画編集でできることを紹介します。
動画編集でできること
動画編集では以下のことができるようになり、動画作成が非常に楽になります。
動画のカット・動画同士をつなげることができる


動画を一発撮りは誰でも難しいです。
そんな人にオススメなのは、いくつかに分割して撮影して、後からつなげるやり方です。
こうすることにより、発表原稿を暗記する必要もありませんし、やり直しが簡単になります。
テロップ・字幕を入れることができる
日本人は字幕やテロップ付きの映像を見ることが多いためか、文字があるとかなり見やすく感じます。
動画編集を活用することで、字幕を入れることができます。
すべてに入れる必要はなく、大事な部分だけテロップを入れるだけでもかなり動画が見やすくなります。
BGM・効果音を入れて雰囲気をだすことができる
映像にBGMや効果音を入れると映像にメリハリがでて、飽きが来ない動画を作成することができます。

BGMのオススメサイト

忙しい教師にピッタリ、動画編集はコスパ最高
動画編集スキルはプログラミングや英語などのスキルと比べて、かなり短期間で修得することができます。
また動画編集は難しい操作をそこまで必要としないので、スクールなどに通うことなく、習得することができるスキルでもあります。

教師の動画編集が活かせる場面
では実際にどんな場面で動画が使えるのかもご紹介します。

授業や課題で使う動画作成
オンライン授業や反転授業などで、動画を使って学習内容をインプットさせるときに役立ちます。
動画サイトから動画を引っ張ってくるだけでなく、自分で動画を作ることができれば、指導効果の向上が期待できます。
卒業生に向けた卒業動画作成
卒業生に動画を送るとかなり喜ばれます。写真や手紙もうれしいですが、動きのある記録の方がより思い出に浸れるからかなと思います。

保護者会で生徒の様子を伝えるための動画作成
保護者会の時に、保護者会通信だけでなく、児童生徒の様子を動画で見せると、大変喜ばれます。
保護者会に行けば、我が子の様子を映像で見ることができるというメリットを作ることができ、保護者会の出席率の上昇が期待できます。
学校紹介のための紹介動画作成
私立高校の場合、生徒募集を行う際に動画を使う学校も増えてきています。
外注で動画を作るとなると、かなりの予算が必要になりますが、動画を作れるようになれば、その分のコストも抑えられるようになりますし、その結果人材価値も上がります。

その他(忘年会や文化祭などの出し物)
忘年会や文化祭などの出し物で動画編集できると、出し物を考える際のレパートリーが増えて、考えるの楽になるでしょう。

オススメ動画編集パソコン
レノボは国産なので安心して使用できるのでオススメです。Webで注文すると代理店を通してないので、安く購入することができます。
この機会にぜひ!!
オススメの動画編集ソフト
ここではオススメの動画編集ソフトを紹介します。

オススメの動画編集ソフト
Director suit 365
Premiere pro
Director suit 365
まず紹介するのはDirector suit 365です。
このソフトは動画編集に特化したソフトです。
直観的にカットや結合ができるため、初心者でも簡単に操作できるようになります。
また写真のスライドショーもテンプレートを使用して作れるため、かなり便利です。

教職員特別優待価格あり
この動画編集ソフトは教職員のための特別割引制度を実施しているため、教師は優待価格(ほぼ半額)で購入することが可能なのでオススメです。
Premiere pro
こちらは動画編集を専門とするフリーランスも使用している動画編集ソフトです。
様々な人が使っているため、操作でわからない所があっても、youtubeなどで検索すればほとんどの問題が解決できるので非常にオススメです。
また初心者目線で細かい所までを分かりやすく解説する動画もあるため、1から操作方法を動画で学ぶことができます。
Adobeの他の製品も使用できるようになるため、今後動画編集だけでなく、画像編集などしたい人にも大変オススメです。
教職員特別優待価格あり
こちらの動画編集ソフトも教職員のための特別割引制度を実施しているため、教師は優待価格で購入することが可能です。
まとめ
これからの教師はいかにICTを活用して授業の質を上げていくかが大切になります。
昔のやり方を引き継ぎながら、新しいやり方もどんどん取り入れて、より良い授業を展開していきしょう!!
まずは簡単にできる「動画編集・動画作成」からスタートしましょう!!
