" />

探究学習

知らないと失敗する!研究テーマで避けるべきテーマの特徴と考え方3選

  1. HOME >
  2. 探究学習 >

知らないと失敗する!研究テーマで避けるべきテーマの特徴と考え方3選

 

ポイント

「探究学習・課題研究のテーマが決まらない・・・」

「テーマを決めるうえで、なにを意識すればいいのか、わからない・・・」

こう思っていませんか?

テーマ設定は、一番大切なステップですが、ほとんどの人は間違ったテーマを設定しています。

どんなテーマ避けるべきなのか、どうすればよりよいテーマになるのか知らないと、テーマ設定を失敗してしまいます。

 

本記事はこんな人におすすめ

  • テーマの決め方がわからない人
  • どんなテーマがいいのかわからない人

 

こんにちはearthです。 現役私立高校教師をしていて、探究学習を6年間指導してきました。

また私自身も大学と大学院で研究し、英語で論文を執筆したこともあります。

 

今回の記事では

間違ったテーマの特徴をご紹介し、避け方をご紹介します。

 

記事を読むとこんなメリットがあります。

メリット

間違ったテーマの特徴を知ることで、より良いテーマの見つけ方がわかります。

 

間違ったテーマは以下の通りです。

結論

①「『~とは』がついているテーマ」

②「漠然・広すぎるテーマ」

③「調査・検証ができないテーマ」

 

間違ったテーマはなにか知ることで、テーマ設定でやってはいけないことがわかります。

それだけで良いテーマになる確率は高まり、きっと自分に適したテーマが見つかるはずです。

 

ぜひ最後まで読んでみてください。

 

テーマ設定がうまくいかない・・・

テーマ設定はすべての人がぶつかる壁です。

 

間違ったテーマを設定すると、研究自体が失敗してしまいます。

間違ったテーマ、つまりダメなテーマはあります。

もちろん本人は、それがダメだと思ってやっているわけではないです。

 

実際に生徒を何十人も指導してきましたが、無意識に間違ったテーマを設定している生徒を多く見てきました。

 

あなたも間違ったテーマを設定しているかもしれません。

間違った・ダメなテーマの特徴を知って、より良いテーマを設定してください。

 

やりがちなダメな探究テーマの特徴4選

『~とは』とついているテーマ

『~とは』とついているテーマは避けましょう。

『~とは』というテーマを設定している人は、最終的に調べ学習で終わってしまいます。

なぜなら、『~とは』という問いの答えは、意味を問いているだけで、その後の発展はないからです。

 

例えば、『地球温暖化とは』や『人口減少とは』です。

それぞれの意味を調べて、それで研究が終わってしまいます。その後の発展はありません。

 

先生から「で、なにが言いたいの?」と言われて終わりです。

 

『~とは』を避ける方法

『~とは』を避けるために視点をズラして考える方法をご紹介します。5つの視点を紹介します

 

5つの視点

視点を使ったテーマの例

「なぜ」視点 なぜ〇〇は生じるのか?

なぜ〇〇は××なのか?

「本当か?」視点 〇〇は本当に生じているのか?

〇〇は××なのは本当なのか?

「~と比べて」視点 〇〇は過去と比べて、どの程度進んでいるのか?〈過去と比較〉

他国と比べてどのくらい○○が進んでいるのか?

「これまでどうか?」視点 ○○に対してどのような取り組みが行われてきたか?(先行研究や先行事例)

〈これまでの取り組みなど〉

「どのように影響するか?」視点 ○○によってどのようなことが起こるか?〈影響〉

どのように○○は××になるか?〈影響の結果〉

 

この5つの視点を使って、テーマを作り返ると、調べ学習より発展した研究テーマを設定することができます。

 

 

例えば、『地球温暖とは』というテーマを「先行研究・先行事例の視点」で作り直すと、以下のようになります。

『地球温暖化に対して、どのような取り組みが行われてきたか?』

 

上記の5つの視点を使うことで『~とは』を避けることができます。

 

ポイント

5つの視点を使って、「~とは」を避ける

 

テーマが漠然としていて、広すぎる

テーマが漠然としていたり、広すぎると、壮大な研究になってしまいます。

壮大すぎると、1年~2年で答えを見つけられなくなってしまいます。

 

例えば、『地球温暖化を解決する』や『人口減少を食い止める』をテーマとしたとしましょう。

これは一流の学者が集まって、何年も研究を重ねて答えを出すようなテーマです。

ましてや高校生や大学生が解決できません。

 

厳しいことを言うようです、自分の身の丈にあったテーマを設定するほうが良いでしょう。

 

ポイント

漠然・広すぎるテーマは壮大なテーマになるため避け、身の丈に合ったテーマにする。

 

Whyで漠然・広すぎるテーマを絞る

自分でも答えを出せるテーマに絞る方法は、「Whyを3回繰り返す」です。

Whyを3回繰り返すことによって、テーマにある問題・課題の原因を複数見つけることができます。

なぜなら、問題・課題の原因というのは1つではなく、複数の小さい問題が原因となり生じているからです。

 

例えば、「人口減少を食い止める」というテーマでは広すぎるので以下のように「Whyを3回繰り返す」とこのようになります。

「人口減少を食い止める」⇒「出会いが少ない」というように、小さな問題にすることができました。

人口減少よりも、解決する可能性は高そうですよね。

 

壮大な問題はWhyを3回繰り返すことで、自分でも解決できそうな問題まで、小さく絞りましょう。

大きな問題・課題は無理でも、小さな問題・課題であれば、解決することができます。

 

ポイント

Whyを3回繰り返して、テーマを絞る

 

検証・調査ができないテーマ

自分でも検証・調査ができるテーマにしましょう。

よくある間違いが、解決策や実験が大きく過ぎて自分では実行できないパターンです。

せっかくテーマを設定しても、検証・調査ができなければ、なにもできず研究進みません。

 

例えば、人口減少の場合、「人口減少を止める」というのは、個人の力では実行することはできません。

なぜなら国や地方自治体のレベルの団体でようやく実行できるか、という規模のレベルだからです。

 

テーマを決める際は、自分でも解決に貢献できそうなテーマを決めましょう。

 

ポイント

自分でも調査・検証できるテーマにする

 

Howを3回繰り返して、解決策を見つける

自分でも実行できる解決策を見つける方法は、「Howを3回繰り返す」です。

Howを3回繰り返すことによって、テーマを自分でも実行できるレベルまで絞ることができます。

 

例えば、「出会いが少ない」というテーマで、3回Howを繰り返すと以下のようになりました。

「出会いが少ないから出会いを増やす」よりも、「協力してくれる企業がいるか市役所に行って探す」ぐらいであれば、個人でもできそうです。

まずはここからアクションを始めるといいでしょう。

 

ポイント

Howを3回繰り返して、自分でできるアクションまで絞る

 

進路を意識しすぎているテーマ

高校生にありがちな失敗パターンとして、進路を意識しすぎている場合があります。

これからの進路に活かすためにテーマ設定するのは良いことですが、進路だけでテーマを決めるのは避けるべきです。

なぜなら、自分の進路は「手段」だからです。

 

進路は「手段である」

職業観の話になるかもしれませんが、世の中の職業というのは、困っている人を助けることで報酬をもらう行為です。

つまり、困っている人を助けるのが「目的」で、仕事はその人達を助ける「手段」です。

 

例えば、病気で困っている人を、医療という「手段」で助けるのが、医者です。

病気で困っている人を精神的に手助けするために、心理学という「手段」で助けるのが、心理カウンセラーです。

 

テーマは「どんな困りごとを持っている人を助けたいか」から始める

進路、つまり「手段」を意識しすぎてテーマを悩んだところで、「目的」がありません。

困っている人を想像せずに、自分のしたいことを考えても自己満足で終わってしまいます。

 

「で、なにをしたいの?なんのためにするのりま」と言われてしまいます。

その進路に進んで、どんな困っている人を助けたいのか、「目的」も設定しましょう。

 

ポイント

進路だけでなく、誰を助けたいかをイメージしてテーマを決める

 

テーマ設定で時間がかかってもいい

探究学習や課題研究で最も難しいステップがこのテーマ設定です。

ここで間違ったテーマを選ぶと、そこからの行動がすべて無意味になってしまうかもしれません。

ですから、テーマ設定は時間をかけて、じっくりと考えて決定するようにしましょう。

 

なかなかテーマが決まらない!

焦る気持ちもわかります。

しかしそこをグッと我慢して、じっくり考えるようにしましょう。

 

間違ったテーマを知ることで、質の高い探究になる

テーマは人によって本当にそれぞれで、絶対正しいテーマというのはありません。

しかし、間違ったテーマはあります。

 

間違ったテーマを避けるために、以下の3つの方法を意識しましょう。

ポイント

①「『~とは』を避ける」

②「Whyを繰り返す」

③「Howを繰り返す」

 

間違ったテーマを知り、避けることができれば、より良いテーマを設定できます。

良いテーマで研究をしている人は、研究が楽しくなり、学ぶのが楽しくなります。

是非あなたも間違ったテーマを避けつつ、良いテーマを選んで、良い研究をしてください。

 

 

-探究学習

© 2021 アース Blog 【英語×探究×副業】  Powered by AFFINGER5