「テーマがなかなか決まらない・・・。」
「テーマが決まらない。どうすべきか悩んでいる。」
「テーマが決まらないとき、なにをするのが正解?」
探究学習や課題研究の研究テーマが決まらないと思っていませんか?
テーマが決まらないと、なにをしていいのかわからず。とても不安になって、悩みますよね。
本記事はこんな人におすすめ
- テーマがなかなか決らない人
- テーマが決まらず、なにをしていいかわからない人

今回は、
6年以上で数十人に指導してきた経験から、
テーマが決まらない人がするべきことをご紹介します。
本記事でわかること
テーマが決まらない人がなにをすべきかわかります。
結論は以下の通りです。
今回の結論
テーマが決まらない人のほとんどは「悩みすぎ」。とにかく動く!
是非最後まで読んで、いいテーマを決められるようになってください。
テーマが決まらない人は悩みすぎが原因
もしあなたが、テーマが決まらなくて悩んでいたとしたら、
それはほとんどの場合、「悩みすぎ」です。
ネットでテーマを探そうとしていませんか?
考えればテーマが思いつくと思っていませんか?
誰かがテーマを教えてくれると思っていませんか?
一つでも当てはまっていた場合、残念ながらテーマはいつまでも決まらないと思います。
なぜテーマが決まらないのか
なぜテーマが決まらないのかというと以下の3つが考えられます。
ポイント
① インターネットで情報をたくさん集めている。
② 頭の中で、自分が何に興味を持っているのか考えている。
③ いろんな人に相談して、結局なにがいいのかわからなくなっている。

① インターネットで情報をたくさん集めている。
インターネットの情報は基本的に2次情報です。
2次情報とは
誰かが経験したり、考えた情報のこと
つまり自分の体験ではなく、他人の情報です。
2次情報のなにが問題かというと、
情報を伝える人が、必要だと思う情報のみを発信しているからです。
その人にとっては不必要でも、
あなたにとってはとても大切な情報だった。
なんてことはよくあります。
また2次情報はあなたが実際見たり、聞いたりしていないので、
感動や学びが少なく、テーマ設定には役に立つことはほとんどありません。
ポイント
インターネットで集めた2次情報はテーマ設定の役に立たない。
テーマを決めるためには1次情報を集める!
1次情報は反対に、自分が直接見たり聞いたりして知った情報です。
1次情報とは
自分が直接見たり聞いたりして得た情報
1次情報はあなたを感動させたり、驚かせたり、興味を持たせたりと、大きな学びをあなたに与えます。
例えばインタビューで聴いた話や、実際に現場で見た現状・実態、自分が生きてきた中で経験したことなどは、
あなたの心に情報が刻まれます。そして気持ちが動きます。
この1次情報による、気持ちの揺さぶりがテーマを決めるときの、最も強い動機付け(理由)になるのです。
ポイント
研究テーマは1次情報を集めて決める!
2次情報を集めるだけではテーマは決まらない
『インターネットに良いテーマ落ちてないかな~』
こう考える人は実はかなり多いのですが、かなり危険なので止めましょう。
1次情報がない状況で、
インターネットでいくら2次情報を集めても、テーマはいつまでたっても決まりません。
たとえ決まったとしても、テーマを決めた後苦しむことになるでしょう。
2次情報で決めたテーマはあなたを苦しめる。
テーマを決めた後も、研究は続きます。
テーマを決めたあとが本番です。
研究を行っていく中で多くの人から、


と何度も何度も何度も、聞かれることになります。
その時に「ネットで見つけたからです。」
なんて答えてられませんよね。
ネットの2次情報だけで決めてしまったテーマでは、
必ずいつかボロがでます。
なぜなら他人の情報をたまたま見て決めただけの薄っぺらいテーマで、
あなたの気持ちが動いていないからです。
そこには自分のこだわりや、興味関心などはありません。
ネットでテーマを探そうとしている人は注意しましょう。
② 頭の中で、自分が何に興味を持っているのか考えている。
「テーマなににしよう?自分がなにに興味があるのか考えないと!」
こう考えている人は、残念ながらテーマは決まりません。
今の段階でテーマが浮かんでいないということは、関心のあるテーマがないということです。
つまり、0からなにかを生み出そうとしているのと同じです。
例えて言うなら、
ボールがないのに、一生懸命バットを振って、ヒットを打とうとしている状態です。
テーマがすぐ決まる人はすでに問題意識や疑問を持っている
頭で考えてすぐにテーマが決まる人がたまにいます。
それはその人が天才なわけではありません。
過去の経験から問題意識や疑問を持っていて、
普段からそのことを考えているからです。
例えば、
『実家が営むカフェが経営不振で、なにか良い打開策はないか?』
と常に考えている人がいたとしましょう。
その人は研究テーマを決めるときにはおそらく、
「人気なカフェの共通点を探る」
もしくは
「若者向けの人気メニューの開発~人気店のメニューの共通点から~」
など、すぐテーマが決まるでしょう。
しかしテーマが決まらない人が、
そういったすぐにテーマが決まるような人と同じように頭で考えても、意味がありません。
③ いろんな人に相談して、結局なにがいいのかわからなくなっている。
問題意識や、疑問は人によって様々です。
つまりテーマに正解はありません。
ということは、アドバイスも人によって変わります。
例えば、AさんとBさんにテーマの相談をしたとしましょう。
Aさん「ごみ問題がいいんじゃない?」
Bさん「ごみ問題より高齢化でしょ。」
とそれぞれアドバイスをもらいました。
どちらがいいのかわからず、
Cさんに相談したところ、
Cさん「そもそも食料廃棄のほうが問題でしょ。」
と言われました。
どうしたらいいかわかりませんよね。
テーマを決めるのは自分
人に相談しすぎると、正解がないがゆえに、
いろんな角度の意見があり、
逆にテーマが決まらなくなります。
テーマは他人が決めるものではありませんので、
自分の頭でしっかりと考えて決めるようにしましょう。
テーマを最速で決める方法
テーマを決める最短ルートは以下の通りです。
ポイント
とにかく動いて、1次情報を集める。
インターネットで情報を探すより非効率的かもしれませんが、後々を考えると、
結局これが一番効率的に良質なテーマを決めることができます。
1次情報の集めるため、とにかく動く!
1次情報を集めるために、とにかく自分の足で情報を集めましょう。
具体的には以下の方法があります。
具体的な動き方
① 当事者や関係者に直接インタビューする。
② 当事者や関係者にアンケートを行う
③ イベントなどに参加して体験してみる
④ 実際に現場に行って自分の目で見る
⑤ その他聴いたり、見たり、経験したりできること
以上のようなアクションを通して、1次情報を集めましょう。
迷ったら専門家や関係者に聴く
テーマを決めるときに一番悩むのが、情報不足です。
情報不足のままでは、どんなテーマに関心があるのかさえ分かりません。
またテーマも漠然となり、研究が必ず行き詰ります。
情報不足の時にはとにかく専門家や関係者に話を聴きましょう。
インターネットで調べたり、
あまり知らない人に相談してはいけません。
【最後に】テーマが決まらないときはとにかく動こう!
テーマが決まらない人は悩みすぎで、以下の共通点があることを紹介しました。
ネットでテーマを探そうとしている。
考えればテーマが思いつくと思っている。
誰かがテーマを教えてくれると思っている。
ただ頭で考えてもテーマは決まりません。
インターネットで調べても、テーマは決まりません。
2次情報だけではあなたはテーマを決めることはできません。
1次情報を集めましょう。
1次情報を集めるためには、実際に動くしかありません。
とにかく自分が行動を起こして、
インタビューやアンケート、現地に行って経験したり、専門家に聞くしかありません。
情報を取りに行く姿勢を忘れないようにしてください。
テーマがあちらから降ってくることや、
そこらへんに落ちているわけではありません。
テーマの決め方を紹介しているおすすめ書籍を紹介していますので、
こちらもご覧ください。
-
-
【本紹介】研究テーマが決まらない人におすすめの本7選!
「テーマがなかなか決まらない。困った・・・。」 「テーマの決め方が知りたい。」 「テーマ設定の本とかないかな?」 探究学習や課題研究などの研究テーマがなかなか決まらないと悩んでいませんか ...
続きを見る
皆さんが良いテーマが決まることを願っています。